腹部超音波検査でわかること|いしい内科・糖尿病クリニック|岩手県盛岡市
腹部エコー検査方法
検査用のゼリーを腹部に塗りながらプローブ(深触子)を当てて内臓を観察します。
検査中は観察する部位によって医師が「おなかをポーンと膨らませて、楽にして」「大きく息を吸って、止めて」と声がかかります。指示があったらできるだけそのように呼吸してみてください。
※予約なしで当日検査可能ですので、体調不良がある方はお気軽に申し出てください。
腹部エコー検査でわかる病気
肝臓、腎臓、膵臓、胆のう、脾臓など各臓器の腫瘍の有無、脂肪肝、胆のうポリープ、胆石、腎のう胞、腎結石、尿管・膀胱結石、前立腺肥大、子宮筋腫、卵巣の病気などがわかります。
当院の腹部超音波症例
肝硬変(当院症例)
肝硬変の超音波所見です。表面は凹凸が出てくるようになり、ごつごつしています。内部(実質)エコーは粗造でざらざらしています。また、変形がでてくることもあります。
肝細胞癌(当院症例)
肝硬変の患者さんに腹部エコー検査を施行したところ、肝細胞癌を認めました。治療目的で岩手医科大学に紹介しています。肝硬変の患者さんには肝細胞癌が発生しやすいので注意深い経過観察が必要です。
肝血管腫(当院症例)
肝血管腫は毛細血管が集まった良性腫瘍です。白く(高エコー)の腫瘤として観察されます。大きくなっていないか、1~2年に1回経過観察します。
転移性肝癌①(当院症例)
ほかの臓器の悪性腫瘍からの転移です。転移性肝癌は、さまざまな見え方を示し、ひとつではなく、たくさんできることが多いです。
転移性肝癌②(当院症例)
小腸GISTという悪性腫瘍が肝臓に転移したものです。
腹水(当院症例)
肝臓の周りに腹水がたまっています。
胆石(当院症例)
胆のうの中に結石ができることがあります。腹部エコーでよく見つかります。
腎臓癌(当院症例)
偶然腎臓がんが見つかり、岩手医大に紹介しました。手術が施行され、治癒しました。
脾腫(当院症例)
肝硬変などで脾臓が大きくなる場合があります。
卵巣癌①(当院症例)
下腹部痛の検査で卵巣癌が見つかりました。
卵巣腫瘍(当院症例)
下腹部痛、倦怠感の精査で見つかりました。
盛岡バスセンター近くの消化器内科